熱帯と亜熱帯地方で栽培され、海外だけで食べることができたマンゴーが、
2000年代中盤から本格的に輸入され、この頃はスーパーでも
簡単に手に入れることができる大衆食品になった。
その上、ジュースとアイスバー、ドライフルーツ、ジャムなど
多様な加工食品として販売され全季節楽しむことができる。
4千年前から南部アジアで自生したというマンゴーは、
暖かい地域でも5~10月に集中的に収穫される特性がある。
最近、輸入量が最も増加した果物で、農林畜産食品部によれば
2012年2833トンだったマンゴー輸入量が2016年1万1346トンで4倍以上急増した。
このような人気と需要に力づけられて現在の韓国でも済州と慶南など
一部地域でアップルマンゴーを栽培している。
”マンゴーの栄養は?”
良く熟したマンゴーは糖度がとても高く、果実一個に15%以上の糖分と
多様なビタミンおよびミネラルが含まれている。
マンゴーの熱量は100g当たり約65kcalで炭水化物17g、脂肪0.27g、
タンパク質0.6g、カルシウム10mg、リン11mg、カリウム160mg、マンガン9mg、
マグネシウム10mgなどをはじめとしてビタミンC 25mgとベータカロチン445μgを含有し、
ビタミンB群もまんべんなく含まれている。
マンゴーには各種坑酸化成分も豊富だ。
果肉より特にマンゴー皮にカロチノイド、ベータカロチン、ルテイン、アルパカローティーン、
クェルセティン、キャンパーロール、カルサンなど有効成分含有量が高い。
だが、マンゴーは漆木のように皮と葉などにアレルギーを誘発しかねない
フェノール性物質ウルシオールがあるので注意が必要だ。
”なぜ健康に有益なの?”
まず、飽和脂肪とコレステロール、ナトリウム含有量が低い。
反面、カリウムがとても多く、血圧調節と高血圧予防に役に立ち、鉄が貧血を防止し、
それ以外の各種ビタミンとミネラルが健康増進を助けている。
マンゴーに入っているペクチンはコレステロール数値調節と前立腺癌予防を助け、
酵素と繊維素も豊富で消化促進、各種胃腸管疾患予防に効果的だ。
ビタミンAとCが目と皮膚を含んだ身体老化を予防し、ビタミンB6が脳機能増進を助け、
ベータカロチンが免疫系を強化する効果もある。
"よく熟したマンゴーを選ぶ方法は?どうやって食べるの?”
マンゴーは熟成が必要な果物なので、購入後は室温で2~3日保管後、食べた方が良い。
良く熟したマンゴーはテルペンティン系列の化合物の影響で
甘い香りと独特の香りを同時に発散する。
良く熟したバナナを熟していないマンゴーと一緒においておくと、
バナナから放出されるエチレンガスでマンゴーの熟成を促進することができる。
マンゴーは糖の含有量が高いのでジュースで飲むよりは
生で摂取することが健康に有益だ。